●週間見通しゴム、株安・円高だと上値重い展開に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は320円水準で売買が交錯する展開になった。米中関税引き下げ合意後の上昇
は一服している。株高・円安環境も一服しており、ゴム相場のみを大きく押し上げてい
く必要性は薄れた。投資家のリスク選好性は後退している。一方、株安・円高となった
割には、ゴム相場を下押ししていく動きは限定された。結果的に上げ一服感がありなが
らも、大きく値を崩すような動きは見送られ、ボックス気味の展開に留まった。
 今週は上値の重さを確認する見通し。世界的に株高環境が一服しており、ゴム相場を
一段と大きく押し上げることは難しくなっている。こうした中、景気減速や通商リスク
に対する警戒感が再燃し始めており、株安・円高傾向が続くと310円割れを意識した
展開になろう。産地が減産期から生産期への移行が進むこともネガティブ。
 予想レンジは308〜325円。なお、26日に上海ゴム先物がOSEで上場する予
定になっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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