アジア株まちまち、過度な懸念後退も期待はできず トランプ氏のやり方にマーケットうんざり 東京時間11:12現在 香港ハンセン指数 23542.77(-58.49 -0.25%) 中国上海総合指数 3353.36(+4.99 +0.15%) 台湾加権指数 21612.20(-40.04 -0.18%) 韓国総合株価指数 2618.19(+26.10 +1.01%) 豪ASX200指数 8354.30(-6.58 -0.08%) アジア株はまちまち。 トランプ米大統領は欧州委員長と電話会談し、EUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延期することに同意した。いいニュースではあるが期待はできない。脅しと延期・撤回緩和というトランプ氏のやり方は米政権への信用低下につながり、米国離れを加速させるだけだ。 中国首相はASEAN会議を前にインドネシアでの会合に出席し「外的ショックに対する備えは十分にある、状況に応じて対応する」と述べた。今週はASEAN首脳会議とアジア安全保障会議が開催される。ASEAN会議に合わせて湾岸協力会議にも中国首相が出席する予定となっており、米中貿易摩擦の中、中国は東南アジア諸国や中東との関係を強化させ米国への依存度低減を図る。 香港市場では自動車やハイテク、医療品関連が下落している。 上海市場では医療品や消費財が軒並み下落。一方、中国石油天然気や中国石油化工などエネルギー関連は上昇している。 ※湾岸協力会議(GCC):主要産油国サウジやクウェートなどアラブ6カ国で構成
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