●論点解説ゴム、上海ゴム先物の初日を終えて=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 上海ゴム先物の上場初日の出来高は322枚となった。3限月中、売買が成立したの
が9月限のみだったが、それでもRSSの出来高222枚を上回った。上海取引所に合
わせて、期近に売買が集中したことは、今後も同様の傾向が続く可能性が高いことを示
唆している。一方、売買が膨らんだのは上海取引所の売買が始まる10:00以降であ
り、それまでは様子見ムードが強かった。このため、上海取引所で取引開始直後に大き
な動きがみられるか否かによって、その日の売買環境が決まる傾向が高まりそうだ。価
格は上海取引所と連動しており、特にいびつな価格形成はおこなわれていない。
 一方、26日はRSS5月限の受渡日だったが、受渡価格は323.00円と、4月
限の297.10円を大きく上回った。ただし、今年2番目の低い水準であり、3月限
の353.90円などは依然として大きく下回っている。受渡高は222枚であり、こ
れは2024年9月限以来の高水準になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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