アジア株上昇 トランプ「タコ取引」効果発揮 中国は対米強硬姿勢維持、スイス合意で味を占める 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 23424.42(+266.45 +1.15%) 中国上海総合指数 3363.48(+15.99 +0.48%) 台湾加権指数 21167.82(+165.11 +0.79%) 韓国総合株価指数 2698.97(休場) 豪ASX200指数 8453.20(+39.13 +0.47%) インドSENSEX30種 81153.19(-220.56 -0.27%) アジア株はインドを除いて上昇、ひとまずトランプのタコ取引が効果を発揮しているようだ。 トランプ米政権は一部の中国製品に対する追加関税の適用除外期限を8月31日まで延長した、当初は5月31日までだった。関税発言で株価を下落させた後に緩和や延期を発表して株価をつり上げるという「TACO取引」の一環だ。米政権は「すぐにも」米中首脳会談が実施される見通しを示しているが、習近平国家主席が応じるかは微妙。 習氏は新たな交渉担当者に対米強硬姿勢を示すよう指示しているという。次回の米中交渉は「前回のようなものにはならない」と関係者。スイスでの協議で中国は強硬姿勢を維持すれば勝てると味を占めたようで、より強硬な姿勢を取るチームを準備中とのこと。 きょう発表された財新の中国製造業PMIは48.3と2022年9月以来の低水準となった。ただ、中国株にとってはポジティブ。指標が弱ければ弱いほど、当局が景気支援策や株価安定策を打つ出す可能性があるからだ。 端午節休場明け上海株は0.48%高。金融や医療品、素材の一角が上昇。休み中の消費回復期待からホテルやレストラン、アパレルなど消費者サービス関連の一角も上昇している。香港株は反発。自動車や銀行、素材が上昇している。韓国大統領選挙のため本日の韓国株式市場は休場となる。
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