アジア株 米中首脳会談に淡い期待 中国は対米強硬姿勢強化、関係改善は困難か 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 23683.20(+170.71 +0.73%) 中国上海総合指数 3376.58(+14.61 +0.43%) 台湾加権指数 21556.50(+429.57 +2.03%) 韓国総合株価指数 2765.52(+66.55 +2.47%) 豪ASX200指数 8527.30(+60.62 +0.72%) インドSENSEX30種 80861.38(+123.87 +0.15%) アジア株は総じて上昇、米景気減速に対する過度な懸念が後退している。米中首脳会談への期待も広がっているほか、韓国株高もアジア株全体を押し上げている。 週末が近づくにつれて米中首脳会談への期待が高まっているようだ。トランプ米政権は連日のように「間もなく」「すぐにも」「もうじき」米中首脳会談が行われるとコメントしているものの、詳しい日程については言及していない。中国政府も首脳会談については触れていない。 仮に首脳会談が開催されても関係改善につながる可能性は低いという。一部では90日間の休戦終了後は互いに100%の関税に戻すとの見方もある。中国は対米強硬姿勢を貫けば勝てると確信しているため、次回の交渉ではより強硬な姿勢を示すという。中国外相は米国に対し「米中関係を正しい軌道に戻すよう求める」との声明を発表した。 予定どおり米の鉄鋼アルミニウム50%関税が発動された。これにより世界的な貿易摩擦はさらに激化するだろう。欧州やカナダメキシコ、中国が報復に出るかが注目される。なお、協議継続中の英国は除外される。 韓国株は大幅高、昨年8月以来の高値をつけている。韓国で3年ぶりに政権が交代した。最大野党「共に民主党」の李氏が第21代大統領に就任し、昨年12月の非常戒厳による政治混乱に終止符を打った。新政権による経済押し上げが期待される。
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