アジア株は冴えない、米中電話会談にもかかわらず反応鈍い 緊張緩和も協議進展の望み薄い 東京時間11:11現在 香港ハンセン指数 23831.58(-75.39 -0.32%) 中国上海総合指数 3384.72(+0.62 +0.02%) 台湾加権指数 21653.36(-21.07 -0.10%) 韓国総合株価指数 2812.05(休場) 豪ASX200指数 8544.20(+5.27 +0.06%) アジア株はまちまち、週末を控え積極的な売買は手控えられている。 きのう米中首脳が電話会談し、さらなる協議実施で合意したにもかかわらず市場の反応は鈍い。二転三転するトランプに対する不信感が高まっているため、素直に買うことができない。 米国側は首脳会談を「前進」と位置付けているものの、中国は否定的な対中措置を撤回するよう呼びかけている。また、台湾問題を慎重に扱うよう求める声明を発表した。米中緊張緩和も協議進展の望みは薄いか。14日にトランプ米大統領の誕生日に合わせて大規模な軍事パレードが開催する。中国の神経を逆なでするような事を言わなければいいのだが… 米中関係が改善すれば投資家は中国株よりも海外市場に目を向けるため、中国からの資金流出が懸念される。また、国家隊と呼ばれる中国政府系ファンドによる株価下支えもなくなるだろう。 香港市場では自動車や医療品、ハイテク、不動産の一角が下落している。上海市場ではホテルやレストラン、レジャー、アパレルなど消費者サービス関連が総じて下落している。9日に中国5月の消費者物価指数と生産者物価指数、貿易統計が発表される。
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