LME市況=アルミ・銅は米中通商協議期待から反発、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物        3カ月物
    アルミ        2,478.00  +   32.41     2,479.00  +   28.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,888.78  +  125.94     9,793.00  +  100.00
    ニッケル      15,232.10  -   74.93    15,421.00  -   66.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は反発。2477ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯は上値の
重い動きとなり、一時2445ドルの安値まで値を落としたが、9日に開催の米中間の
閣僚級貿易協議に対する期待感から欧州の時間帯を迎えると地合いを引き締め、終盤に
かけて上値を探る動きとなった。引け間際に2484ドルの高値に達した後、高値に近
い水準を維持して終了。
 銅3カ月物は大幅反発。9748ドルで堅調で取引を開始。アジア時間は9710ド
ルに達すると売り直される頭重い足取りとなったが、9日にロンドンで米中の閣僚級に
よる貿易協議が開催されていることを受け、米中貿易摩擦後退への期待感が高まり、欧
州の時間帯にはさらに浮上。米国の時間帯を迎えても騰勢を維持し、一時は9805.
50ドルと今月5日以来の高水準に達した。9800ドルは維持できなかったが、3ケ
タの上げ幅を記録して終えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5460ドルで軟調で開始した後に1万5560ドル
の高値を付けたほか、1万5500ドルを下値支持線にしての高もみとなったが、欧州
の時間帯に軟化に転じた。一時は1万5330ドルまで値を落とした後に買い戻された
が、安値圏を脱することなく引けた。
今日の材料
・9日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、14.41ポイント高の3399.77ポイント。
・ロンドンでの米中貿易協議が開催される。10日も継続開催。
・欧州株は下落。米中の閣僚級の貿易協議がロンドンで開かれる中、交渉の進展を見
 極めたいとの様子見ムードが広がり、積極的な買いが手控えられた。
・ドルは小幅安。ドル円は1ドル=143.90円台に下落する場面があったが、144.70円
 台まで反発。ユーロドルは1ユーロ=1.1439ドルで上げつかえたが、小幅高を維持。
 6日のレンジ内での高下。
・米国株は1.11ドル安でほぼ横ばい。ナスダック指数は続伸し、61.29ポイント高
(0.31%高)。
・ニューヨーク貴金属はドル安再開で上昇。ニューヨーク原油は続伸。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。