−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/07 64.80 65.43 64.20 65.29 + 0.71
2025/08 63.81 64.34 63.27 64.22 + 0.59
2025/09 62.86 63.33 62.39 63.23 + 0.50
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 971,838 2,034,979 ( + 7,657)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/07 214.64 + 2.11
2025/08 212.89 + 1.77
改質ガソリン 2025/07 209.52 + 1.84
2025/08 207.71 + 1.86
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.59〜
0.71ドル高。その他の限月は0.28〜0.50ドル高。
9日に米国と中国がロンドンで貿易交渉を実施し、関税戦争の一時休戦期間中に合意
がまとまると期待されていることが相場を押し上げた。今回の焦点は中国によるレアア
ースの輸出規制で、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は中国との協議が順調な
ら米国も輸出規制を解除すると述べている。米中通商協議は10日も継続して行われる
見通し。
世界最大の産油国である米国で減産見通しが強まっていることも支援要因。米ベーカ
ー・ヒューズが発表する米石油掘削リグの稼働数は減少傾向にあり、供給過剰懸念を和
らげている。
イランと米国の核開発協議が前進する可能性があることは重し。トランプ米大統領が
イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、ネタニヤフ首相がイランによる限定的なウ
ラン濃縮を一時受け入れる用意があると発言したと伝わった。イスラエルのカン・ニュ
ースが報道している。ただ、米ニューヨーク・タイムズの報道によると、米国がイスラ
エルの核兵器をすべて廃棄し、中東の核兵器廃絶を約束した場合にのみ、イランは平和
利用と民生利用のためのウラン濃縮を3.67%に制限すると伝わっている。
時間外取引で7月限は64.20ドルまで下落した後、買いが優勢になると
65.11ドルまで強含み。通常取引序盤にはマイナス圏に押し戻される場面はあった
が、堅調な推移が継続し65.43ドルまで上値を伸ばした。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・イランと木曜日に再協議へ=トランプ米大統領
・イランはできないことを要求している=同上
・イランはウラン濃縮を求めているが、受け入れることはできない=同上
・我々は合意を望んでおり、死や破壊を望まない=同上
・イランの交渉はとても優れており、非常にタフ=同上
MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。