金・銀午前=金が反発、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が反発。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、円安が下支えになった。銀はニューヨーク
高と円安を受けて総じて買い優勢となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が13〜40円高、金ミニが9.0〜
57.0円高、ゴールドスポットが535円高、銀が変わらず〜7.0円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万1930枚、金ミニが5172枚、ゴール
ドスポットが1038枚、銀が5枚。
【NY金はドル安や米国債の利回り低下が支援】
 金はドル安や米国債の利回り低下が支援要因になった。米中の通商協議が焦点となる
なか、ドル買いが一服した。前週の欧州中央銀行(ECB)理事会で金融緩和サイクル
の終了が近いことが示唆されたこともユーロ買いの要因となった。ロンドンで9日午後
に始まった米中の通商協議は、10日も続けられることになった。
 ロシアは、 ウクライナ東部 ドニプロペトロウスク州で 一段の領土を制圧したと発
表した。ロシア大統領府は「緩衝地帯」の創設が目的だとしている。トランプ米大統領
は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、イランを巡る問題などについて協
議したと明らかにした。地政学的リスクも金の支援要因である。
 金先限は1万5601円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になった。
円相場は1ドル=145円台前半の円安に振れた。銀先限は168.4円で変わらず。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、ドル安再開や米国債の利回り
低下を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3325.95ドルから、ド
ル安一服を受けて売り優勢となった。
 午前11時現在、金が3307.61ドル、銀は3645セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3319.93ドル、銀が3616セント。

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