アジア株は上昇、米中協議進展を素直に好感 ただ、合意に向けた道のりは長い 

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は上昇、米中協議進展を素直に好感 ただ、合意に向けた道のりは長い 

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   24400.49(+237.62 +0.98%)
中国上海総合指数  3403.00(+18.18 +0.54%)
台湾加権指数     22438.84(+196.70 +0.88%)
韓国総合株価指数  2897.23(+25.38 +0.88%)
豪ASX200指数    8596.30(+9.11 +0.11%)
インドSENSEX30種  82543.69(+151.97 +0.18%)

アジア株は総じて上昇。米中協議で大きな進展は見られなかったが、喧嘩別れすることなく無事終わった。米中協議は進展していると市場は素直に好感しているようだ。

米中交渉担当者は「貿易の枠組みで合意に達した」と発表。ラトニック米商務長官は、レアアース問題が解決されれば米国の輸出規制は緩和される可能性があるとしている。米中は2日間にわたり10時間以上かけ協議をしたが大きな進展は見られなかった。中国は対米強硬姿勢を強化しており、トランプの言う通り中国は「容易」な相手ではない。貿易合意に向けた道のりは長い。

米中進展の一方でトランプ関税継続は懸念材料。トランプ関税措置を当面継続することができると米控訴裁判所が判断、トランプ大統領に有利な判決を下した。7月31日に関税措置に関する審理を行うとしており、少なくとも2カ月はトランプ関税が維持される。関税政策による景気減速や市場混乱に対する懸念が再燃している。

香港株は約3カ月ぶり、上海株は約1カ月ぶり高値をつけている。

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