アジア株 イラン・イスラエル停戦合意に安堵 ただ、油断は禁物 イラン外相「合意ない」

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株は全面高、イラン・イスラエル停戦合意に安堵 ただ、油断は禁物 イラン外相「合意ない」

東京時間14:07現在
香港ハンセン指数   24189.50(+500.37 +2.11%)
中国上海総合指数  3415.45(+33.87 +1.00%)
台湾加権指数     22172.80(+440.78 +2.03%)
韓国総合株価指数  3096.22(+81.75 +2.71%)
豪ASX200指数    8551.60(+76.72 +0.91%)
インドSENSEX30種  82734.50(+837.71 +1.02%)

アジア株は全面高。イスラエルとイランの停戦合意に安堵、投資家心理が改善している。ただ、楽観的にはなれない。停戦合意を破り両国が攻撃する可能性や停戦期間終了後に戦争が再開する恐れもある。

トランプ氏は停戦は12時間続き、その時点で「12日間戦争」が正式に終結したと見なされると述べたが、イランもイスラエルも正式に停戦合意を発表していない。イラン外相は停戦・軍事行動停止に関するいかなる合意も存在しないと述べた。日本時間13時に正式に停戦が開始されたが、その直前までイランはイスラエルに向けミサイルを発射したようだ。

香港株は大幅続伸、幅広い銘柄が上昇している。中東緊張緩和に加え米利下げ期待も買いを後押ししている。香港は金融政策を米国に連動させているためFRBが利下げに踏み切れば香港も基準金利を引き下げる。

ボウマンFRB副議長はインフレ抑制なら早ければ次回会合で利下げを支持する姿勢を示した。トランプ関税政策によるインフレへの影響は最小限にとどまると予想している。ウォラーFRB理事も次回会合で利下げを検討するべきだと述べており、7月の米利下げ期待が高まっている。

上海株は上げ幅を拡大。防衛やロボット関連銘柄が急騰している。習近平国家主席が9月3日に第2次世界大戦終結80年を記念して演説を行うほか、軍事パレードも実施するとの報道が伝わっている。

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