【場況】 金は反発。イランとイスラエルの停戦合意を受けて戻りは引き続き抑制されているも のの、米国のイラン核開発施設に対する攻撃が失敗だったと伝わっており、中東情勢の 不透明感が根強いことが安全資産を支えている。報道によると、イランの核開発プログ ラムは数ヶ月で再始動する可能性があり、米国の攻撃前に搬出された高濃縮ウランはイ ラン国内のどこかに保存されているもよう。トランプ米大統領はイランの核開発問題を 再燃させるつもりはないようだが、イスラエルの動きは警戒されている。 午前11時28分現在の前営業日比は、金標準が179円安〜13円高、金ミニが 102円安〜13円高、ゴールドスポットが503円高、銀が0.1円安。 午前11時28分現在の出来高は、金が2万2219枚、金ミニが9694枚、ゴー ルドスポットが1859枚、銀が1枚。 【イラン・イスラエル戦争はまもなく終結】 トランプ米大統領の説明によると、日本時間25日午後1時にはイランとイスラエル の暫定的な停戦が終了し、イラン・イスラエル戦争は終戦を迎える。双方にかなりの被 害が発生しており、当面の衝突はない見通し。ただ、米国はミッドナイトハンマー作戦 の成果をイラン国内で確認することはできず、作戦の成否は不明。トランプ米大統領は 成功としているものの、なにをもって成功としているのか判断ができない。 金先限は1万5635円まで買い戻しが優勢となった。ただ、プラス圏で上値が抑え られている。 【金のドル建て現物相場には買い戻し】 金のドル建て現物相場は堅調。3335.03ドルまで強含んでいる。ただ、前日の 下げに対する戻りは限定的。午前11時25分現在、金が3330.91ドルで推移。 MINKABU PRESS
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