アジア株上昇、貿易協議進展と米利下げ期待 トランプがパウエルに嫌がらせの手紙送る 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 24072.28(休場) 中国上海総合指数 3451.69(+7.27 +0.21%) 台湾加権指数 22496.85(+240.83 +1.08%) 韓国総合株価指数 3105.08(+33.38 +1.09%) 豪ASX200指数 8542.70(+0.43 +0.01%) インドSENSEX30種 83684.56(+78.10 +0.09%) アジア株は軒並み上昇。日本除く主要国が米国との貿易交渉で合意に近づいているとの期待が高まっている。EUは米との交渉で輸出品の多くで10%の一律関税を受け入れる用意があるとしている。 米利下げ期待も高まっている。トランプ氏はわざわざ「手書き」でパウエルFRB議長に利下げ要求の手紙を送った、もはや嫌がらせだ。「米国に多額の損失をもたらしている、金利を大幅に引き下げるべきだ!」といった内容。また、トランプ氏はパウエルと理事会メンバー全員は米国にこのような事態を招いたことを恥じるべきだとSNSに投稿した。 米ナスダック最高値更新を好感して韓国株と台湾株は1%高となっている。韓国株は約4年ぶり高値をつけている。ナスダック高のほか、きょう発表された経済統計も好感されている。 トランプ関税政策にもかかわらず韓国6月の輸出は前月比+4.3%と前回の-1.3%から大幅に回復した。AIブームに伴い高性能コンピューターチップを中心に半導体輸出が12%増加したことが寄与した。また、6月製造業PMIも前回から上昇した。 上海株は小幅続伸、財新PMIが好感されている。中小企業を対象とした財新6月製造業PMIは50.4と予想外に好不況の分かれ目である50を回復した。ただ、指標が強ければ当局は景気支援策を講じる必要がなくなる。 香港市場は「香港特別行政区設立記念日」のため休場、あす取引を再開する。
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