LME市況=アルミ・銅は中国製造業PMI改善で堅調、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,597.74  +    1.17     2,598.50  +    1.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,050.30  -    0.39     9,934.00  +   65.00
    ニッケル      15,011.95  -    7.67    15,206.00  -    9.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2595ドルで小安く取引を開始した後は、2602ド
ルを上値抵抗線としてもちあっていたが、米国と他国との貿易協議の進展期待が高まり
アジア株高となったことを受けて浮上し、6月23日以来の高値となる2617ドルに
達した。その後、しばらく2600ドル台前半での高下となったが、終盤に転売に値を
落とし、辛うじてプラスサイドを維持して終了。
 銅3カ月物は反発。9885ドルで取引を開始した直後は低迷し9857ドルまで値
を落とす場面が見られたが、アジアの時間帯後半に米国と各国の貿易協議の進展期待を
受けてアジア株が堅調となると、これを手掛かりにして浮上。その後は9920ドルを
下値支持線として高下した。米国の時間帯に1万ドルの高値に達し、3月26日以来の
高値をつけた後、利益確定と見られる動きから上げ幅を縮小したが、堅調に引けた。財
新が発表した6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善を示し、50.4
まで上昇し、景気判断の分岐点である50を回復したことは支援材料。
 ニッケル3カ月物は小幅続落。1万5155ドルで軟調で取引を開始。アジア株高や
他非鉄貴金属の堅調を受けて1万5250ドルの高値まで浮上する動きも見られたが
騰勢は続かず、値を落とし1万5220ドルを抵抗線とする動きに転じ、マイナスサイ
ドで取引を終了。
今日の材料
・1日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、13.32ポイント高の3457.75ポイント。
・6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)50.4 予想 49.2 前回 48.3
・欧州株はまちまち。英FTは米国への上場移行を検討していると伝わった医薬品のア
 ストラゼネカが買われ、相場を押し上げた。独DAXはトランプ米政権による相互関
 税の上乗せ分の一時停止期限が迫る中、貿易協議の先行きを巡る懸念が強まり、
 売り注文が優勢となった。
・6月の米国ISM製造業景気指数 結果 49.0 予想 48.8 前回 48.5
・ドルは売り優勢も底堅く推移。ドル円は1ドル=142円台に下落したが、143円台後半
 に戻した。ユーロドルは1ユーロドルは1ユーロドルは1ユーロ=1.1830ドルまで
 上昇。2021年9月以来の高値をさらに更新。
・米国株はニューヨークダウが続伸し、400.17ドル高。ナスダック指数は166.84ポイ
 ント安(0.82%低下)。
・ニューヨーク貴金属は金、銀主導で上昇。ニューヨーク原油は小幅高。
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