NY原油市況=反落、主要産油国による会合を控えて

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/08     67.50       67.58       66.53       67.00        - 0.45
  2025/09     65.92       66.05       65.13       65.62        - 0.39
  2025/10     64.66       64.70       63.86       64.40        - 0.33
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              764,980             1,993,092    ( + 13,949)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/08     236.98    - 4.19
                            2025/09     233.13    - 2.96
         改質ガソリン       2025/08     211.86    - 0.43
                            2025/09     208.94    - 0.26
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.45〜
0.39ドル安。その他の限月は0.33〜0.13ドル安。
 6日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控えて売りが優勢となった。報道
のように日量41万1000バレルの増産が合意に至る見通し。OPECプラスで協調
減産を実施してきた8カ国は、4月から開始している協調減産の解消を引き続き急ぐと
見られている。
 米相互関税の上乗せ分の一時停止期限が来週9日に迫っているものの、ほとんどの国
との交渉が難航しており、期限到来による関税引き上げによって世界経済が打撃を受け
るリスクがあることも重し。ただ、経済や金融市場の混乱を回避するため、この期限が
延長されるとの見方は根強い。
 米国のウィトコフ中東担当特使が、イランのアラグチ外相と核開発協議を実施するこ
とを計画しているという。米アクシオスが伝えた。イランが応じるならば、来週にもノ
ルウェーの首都オスロで実施される可能性がある。
 時間外取引で8月限は軟調に推移した後に切り返すと、67.58ドルまで強含んだ
が、プラス圏での推移は一時的だった。通常取引開始後は売りが優勢となり、
66.53ドルまで軟化。ただ、売りも続かず安値から切り返して引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
今日の材料
・米石油掘削リグの稼働数は前週比7基減の425基=米ベーカー・ヒューズ
・イランはNPTとその保障措置協定を遵守し続けている=イラン外相
・新法に基づきイランとIAEAとの協力は安全保障上の理由から最高国家安全保障会
議を通じて行われる=同上
・ドイツは、イスラエルによるイランへの違法な攻撃を支持=同上
・ドイツはイランのゼロ濃縮を公然と要求し、JCPOAの公約を否定=同上
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