LME市況=アルミは米株高に支援され小幅続伸、銅は米関税懸念で大幅続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,595.20  +    9.80     2,596.50  +   10.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,652.87  -  188.94     9,630.50  -  160.00
    ニッケル      14,769.59  -   64.78    14,979.00  -   63.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2579.50ドルで小幅安で取引を開始。アジアの時
間帯はアジア株安に加え銅の軟調が重石となって値を落とし2568ドルの安値まで値
を落とした。欧州の時間帯に2580ドル台を回復した後は米株高が手掛かりとなって
終盤にかけて浮上。2605ドルの高値に達した後に転売が見られ2600ドル台を割
り込んだが、小高く取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅続落。米トランプ大統領が銅に対する輸入関税の50%引き上げた
ことが警戒されるなか、前日終値から200ドル値を落とした9590ドルで取引を開
始。急落の反動から買い戻されて9769.50ドルまで浮上したものの、アジア株の
頭重い動きもあり、戻り売り出て再び軟化。9580ドルまで値を落とした後は下げ渋
りに転じたが、9600ドル台後半に達すると頭が重くなる動きが続き、低迷したまま
引けを迎えた。前日、大幅高となったニューヨーク銅は反落。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5000ドルで軟調で取引を開始。その後は銅に追随
安となって1万4940ドルまで下落した後に1万5000ドル台を回復したが、終盤
には転売に値を落とし1万5000ドルを割り込んで終了。
今日の材料
・9日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小反落、4.43ポイント安の3493.05ポイント。
・欧州株は上昇。イタリアのウニクレディトなど銀行株が上昇を主導。ドイツのコメ
 ルツ銀行に対する持ち株比率を約20%に倍増させ、欧州銀行業界の再編観測につな
 がった。資源株は下落。
・ドルは下値堅く推移。ドル円は1ドル=146円台前半に下落。146.30円水準でニュ
 ーヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは小動き。1ユーロ=1.1686ドル
 で下げ渋り前日の安値1.1679ドルを割り込むことなく、推移。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは217.54ドル高。ナスダック指数は192.88ポイント
 高(0.94%高)。
・ニューヨーク貴金属は金が小幅高。銀・プラチナが下落もパラジウムは反発。
・ニューヨーク原油は8月当限が小幅高。2番限以降は小幅安。
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