【海外市場の注目ポイント】米30年債入札など

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間11日午前3時に米30年債の220億ドルの入札が予定されている。トランプ米大統領の看板政策である大型減税を盛り込んだ税制・歳出法が4日に成立している。米議会予算局(CBO)は1日に米上院で可決された税制・歳出法案が成立した場合、2025年1月時点の基準予算予測と比較して、2025年から2034年の10年間で財政赤字が3.4兆ドル増加すると試算していた。税制・歳出法の成立で米財政の悪化が懸念されるなか、米30年債の入札が不調に終われば、米債券売りからドル売りが促される可能性がある。
 
 また、このあとの海外市場では、欧英米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間10日午後4時にチポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事が講演、同10日午後4時40分にエスクリバ・スペイン中銀総裁が講演、同10日午後7時にビルロワドガロー仏中銀総裁が講演、同10日午後10時にムサレム米セントルイス地区連銀総裁が講演、同11日午前2時45分にブリーデン英中銀(BOE)副総裁が講演、同11日午前3時半にデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演することになっている。
 
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