[本日の見通し]石油=下落も、イランは抜本的な措置を警告

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年12月限は4ケタ安。夜間取引の安値付近で推移
している。
 イランのアラグチ外相は、英国、ドイツ、フランスの3カ国がイランに対する国連制
裁を再開させる「スナップバック」措置の発動を示唆していることについて警告した。
イランが核開発計画について抜本的な措置を講じていない唯一の理由は、国連がスナッ
プバック・メカニズムを発動させていないためであるという。「抜本的な措置」が何を
意味するのか不明だが、平和的な核開発の進路変更である可能性が高い。
 昨日の米ニューヨーク・タイムズの報道のように、米軍による攻撃後もイランに高濃
縮ウランは残されており、核技術者がアクセス可能であるならば、中東が再び緊迫化す
るまであまり時間は掛かりそうにない。
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.31ドル高の66.88ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは66.78ドルから66.97ドル。
 原油12月限の予想レンジは5万8700円から5万9700円、ガソリン先限は
7万7500円から7万8500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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