ユーロドルはNY時間に入って戻り売りに押されており、1.1070ドル近辺に値を落としている。NY時間の朝方に1.1095ドルまで上昇し、1.11ドルを試す場面も見られたが、回復することなく利益確定売りに押されている。米株や欧州株が利益確定売りに押されており、ユーロドルの戻り売りに繋がっている模様。 このところ買い戻しが優勢となっているユーロドルだが、ユーロ自体に買い材料はなく、ドルの動向に左右される値動きが続いている。市場ではユーロ圏の財政刺激策拡大への期待感が高まっており、特にドイツへの期待感が高い。しかし、メルケル首相は必要ないとして消極的な姿勢を維持している。財政刺激策については、経常収支の黒字を減らすとの見方もあるものの、やはりユーロにはポジティブとの見方が多いようだ。 なお、きょうはECB議事要旨が公表されていた。ドラギ前総裁最後の理事会だったが、ドラギ総裁が9月に域内の主要国の中銀総裁の意思に反して量的緩和(QE)再開を押し通した後、多くの理事が不支持を公言するという前例のない事態に陥っていた。だが、10月の議事要旨からは、その対立の回復が図られた様子がうかがわれた。インフレ目標を追求するコミットメントを軸に結束が重要と呼び掛けていた。 理事内の意見対立を修復できるか、ラガルド新ECB総裁の手腕が試されている。なお、明日はラガルド総裁の講演がフランクフルトで予定されている。更に明日はユーロ圏PMIの11月速報値が発表され、企業のセンチメントが改善を見せているかも注目となる。 EUR/USD 1.1067 EUR/JPY 120.15 EUR/GBP 0.8578 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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