◆金の投資資金動向：ＥＴＦ残高は小幅減少、先物買いは拡大

　米商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）の建玉明細報告によると、７月８日時点のニュー
ヨーク金の大口投機家の買い越しは２０万２９６８枚となり、前週の２０万１９８０枚
から拡大した。今回は新規買いが３０５４枚、新規売りが２０６６枚出て、９８８枚買
い越し幅を拡大した。
　７月１１日のニューヨークの金ＥＴＦ（上場投信）の現物保有高は前週末比０．０２
トン減の９４７．６４トンとなった。戻り場面で投資資金が流出した。

　金はドル高が圧迫要因になったが、米１０年債入札で堅調な需要が示され、利回りが
低下したことや米大統領が銅の関税引き上げを発表したことを受けて堅調となった。関
税交渉の行方が当面の焦点である。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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