[本日の見通し]石油=急落も、米国とイランの我慢比べは続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2027年1月限は一時6万8880円まで急落。夜間取引
の安値をやや下回った。
 トランプ米大統領はホルムズ海峡の開放を強く要求し、イランとオマーンに合意を迫
る一方、イランに対する大規模な攻撃を見送っており、軍事的には手詰まりな印象が強
い。イランによる度重なる攻撃もあって、米国はイランを取り囲む米軍基地から航空機
を秘密裏にすべて撤退させたとの報道もある。
 イランに対する海洋封鎖はイランを経済的に追い詰めているが、ホルムズ海峡が開放
されないことには米国を中心とした世界経済も追い詰められている。石油在庫の取り崩
しで足元の世界経済は成り立っているものの、取り崩しがいつまで可能なのか不明であ
る。トランプ米大統領は一切妥協せず、石油在庫が尽きることによるショックが到来す
るのを待つのだろうか。米国への攻撃として石油ショックを引き起こそうとしているイ
ランはただ耐え忍ぶだけである。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.43ドル安の75.34ドルで推
移。本日これまでのレンジは74.30〜75.44ドル。
 原油12月限の予想レンジは7万4500円から7万5500円、ガソリン先限は
9万0000円から10万0000円、灯油先限は10万0000円から11万
0000円。
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