大阪9月限 日経225先物 39590 -70 (-0.17%) TOPIX先物 2816.5 -9.5 (-0.33%) 日経225先物(9月限)は前日比70円安の3万9590円で取引を終了。寄り付きは3万9600円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9615円)にサヤ寄せする形でやや売りが先行した。寄り付き直後に3万9740円まで買われた後は軟化し、3万9510円まで売られたが、前場中盤にかけてプラス圏を回復し3万9770円まで切り返す場面もみられた。 買い一巡後は再びショート優勢となり、前場終盤にかけては3万9620円~3万9660円辺りで推移。後場中盤にロングの動きが強まり、3万9910円まで買われる場面もみられたものの、終盤にかけてはロングの解消によって3万9600円を割り込んでいる。 日経225先物は、オプション権利行使価格の3万9625円を中心とした上下の権利行使価格となる、3万9500円から3万9750円での推移が続くなか、後場中盤にかけてレンジを上抜け、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9930円)に接近する場面がみられた。同バンドに接近した後は終盤にかけてロングの解消が強まり、後場に入ってからのリバウンド分を帳消しにした。スキャルピング中心のトレードのため、ポジション解消の速さが目立つ形だった。 エヌビディアなど米半導体株が買われた影響が大きいものの、後場半ばにオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディング の決算発表が控えていたこともあり、東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、レーザーテック<6920>[東証P]などには先回り的な買いが入っていた。ASMLホールディングの決算発表後に半導体株が弱含んだことが、日経平均型の重荷になっている。 もっとも、短期の資金が中心とみられるため、ポジションは解消されているだろう。日経225先物は+1σ接近後に軟化したものの、3万9500円辺りでの底堅さは意識されていた。参院選の投開票日を控えてポジションを傾ける動きは限られようが、3万9500円から4万円辺りでのレンジ推移が想定されよう。 NT倍率は先物中心限月で14.05倍に上昇した。200日移動平均線(14.03倍)を上回っており、NTショートを巻き戻す動きが強まった。一時14.10倍まで切り上がり、+1σ(14.10倍)を捉えている。東京エレクトロンなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響が大きいものの、200日線で底堅さがみられるようだと、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万7271枚、ソシエテジェネラル証券が1万2013枚、サスケハナ・ホンコンが3465枚、モルガンMUFG証券が2058枚、日産証券が1809枚、JPモルガン証券が1753枚、SBI証券が1646枚、バークレイズ証券が1362枚、野村証券が1224枚、ビーオブエー証券が1067枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万6758枚、ソシエテジェネラル証券が1万5569枚、バークレイズ証券が5515枚、JPモルガン証券が4325枚、モルガンMUFG証券が3563枚、ゴールドマン証券が1513枚、シティグループ証券が1207枚、ビーオブエー証券が1085枚、野村証券が648枚、SBI証券が624枚だった。 株探ニュース
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