NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1414.6     1447.5      1410.4      1435.0    + 21.9
         (26/ 1)  1416.5    1451.1      1414.0      1438.4    + 21.7
 パラジウム  (25/ 9)  1243.50    1292.00     1228.50     1288.70   + 38.90
         (25/12)  1263.00    1303.00     1243.00     1300.00   + 38.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          25,246         26,258        91,718       (-  1,820)
 パラジウム          4,212          5,322        19,867       (-     90)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,254.78  + 231.49
     前日  148.80/82   1.1603/05   ・ナスダック         20,730.49  +  52.69
     本日  147.87/89   1.1641/43   ・10年米国債利回り      4.45  -   0.04
・NY原油  (25/ 8)   66.38 - 0.14  ・SPDR保有金残高    947.64      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。前日比はプラチ
ナが21.0〜22.3ドル高、中心限月の10月限が21.9ドル高、パラジウムは
38.30〜39.00ドル高、中心限月の9月限は38.90ドル高。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われ
た。欧州時間に入ると、買い戻されたが、戻りは売られた。日中取引では、利食い売り
に上値を抑えられたが、米大統領の連邦準備理事会(FRB)議長解任の可能性や金堅
調を受けて押し目を買われた。
 パラジウム9月限は買い戻し主導で上昇すると、他の貴金属の堅調を受けて上値を伸
ばした。
 プラチナ10月限は時間外取引を1410.4〜1429.5ドルのレンジで推移
し、前日比5.2ドル高の1418.3ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、ド
ル安や金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されたが、戻りは
売られた。
 日中取引では、ドル高を受けて利食い売りが出た。その後は米大統領の連邦準備理事
会(FRB)議長解任の可能性や金堅調を受けて押し目を買われ、1447.5ドルま
で上昇したが、解任が否定されると、上げ一服となった。
 6月の米卸売物価指数(PPI)は前月比横ばい、前年比2.3%上昇だった。輸入
関税による商品価格の上昇がサービス部門の価格下落で相殺された。予想以下となった
が、7月の金利据え置き見通しに変わりはなく、ドル高に振れた。一方、トランプ米大
統領の米連邦準備理事会(FRB)解任の可能性が伝えられたが、否定された。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1228.50〜1261.50ドルのレンジで
推移し、前日比5.30ドル安の1244.50ドルとなった。9月限は安寄りしたの
ち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを
売られた。
 日中取引では、買い戻し主導で上昇した。その後は、米大統領の連邦準備理事会(F
RB)議長解任の可能性や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となり、1292.00
ドルまで上昇した。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの27万6431
オンス、パラジウムは変わらずの4万8081オンス。
今日の材料
・6月の米卸売物価指数(PPI)は前月比横ばい、前年比2.3%上昇だった。輸入
関税による商品価格の上昇がサービス部門の価格下落で相殺された。
・6月の米鉱工業生産は前月比0.3%上昇した。5月まで2カ月連続で横ばいだっ
た。前年同月比は0.7%上昇。トランプ米大統領による鉄鋼、アルミニウムへの50
%、自動車や関連部品への25%の追加関税を含めた高関税措置による影響が、製造業
に依然として影を落としている。
・イランの最高指導者ハメネイ師は、新たな軍事攻撃があればイランには対応する用意
があり、6月のイスラエルとの12日間の交戦以上に敵に大きな打撃を与える能力があ
ると言明した。
・トランプ米大統領は、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長を解任する計画はない
としつつも、いかなる可能性も否定しなかった。
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