アジア株 豪州株は上げ幅拡大、8月利下げ完全に織り込む 失業率が4年ぶり高水準 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 24645.97(+128.21 +0.52%) 中国上海総合指数 3505.64(+1.86 +0.05%) 台湾加権指数 22996.63(-46.27 -0.20%) 韓国総合株価指数 3171.93(-14.45 -0.45%) 豪ASX200指数 8628.10(+66.33 +0.77%) アジア株はまちまち。米株高や米中摩擦緩和が好感されている一方、米インフレ加速懸念やトランプによる金融市場混乱が懸念されている。 トランプ米大統領は中国習近平国家主席との会談を実現するため、対中強硬姿勢を軟化させているという。米政府関係者によると中国との90日間の休戦後も期限を延期する準備を進めており、休戦はさらに3カ月延長される可能性があるという。 トランプ氏がパウエルFRB議長を近く解任する可能性が高いとの報道が伝わり、一時ドル安・債券安・株安と米トリプル安になったことに焦ったトランプ氏は火消しに動き、パウエル解任報道を否定した。ただ、FRB人事巡る早期利下げ観測報道は香港市場には朗報だ。香港は金融政策を米国に連動させているため、FRBの早期利下げ期待が高まれば香港の基準金利引き下げ期待も高まる。 香港市場では医療品や自動車、銀行、消費者サービス関連の一角が上昇している。きのう米ウーバーへのロボタクシー提供報道を受け大幅上昇したバイドゥは4.3%安と利益確定売りに押されている。 豪州株は0.77%高、弱い雇用統計を受け8月利下げ期待が高まっている。 豪州6月の雇用統計は雇用者数が市場予想の+2万人に対して+2千人だった。失業率は予想外に悪化、4.3%と2021年11月以来の高水準となった。全体的に弱い雇用統計を受け8月利下げはほぼ確実か。雇用統計の結果を受け野村は豪中銀が来年2月までに3回利下げすると予想。
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