貴金属は、反発して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇を受けて買い 優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調 となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.48ドル高 の3342.89ドル、銀が35セント高の3816セント、プラチナが53.90ド ル高の1461.40ドル、パラジウムは70.55ドル高の1278.50ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.30/32円で、前営業日の 大引け時点から0.47円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万6075円前後、銀は184.0円前後、プラチナ は6125円前後、パラジウムは5600円前後。 【NY金は予想以上の米小売売上高が圧迫も下げ一服】 金はきのうの海外市場は、予想以上の米小売売上高が圧迫要因になったが、ドル高一 服を受けて下げ一服となった。 金は予想以上の米小売売上高が圧迫要因になった。6月の米小売売上高は前月比 0.6%増だった。5月の0.9%減から予想以上に回復し、経済が勢いを取り戻しつ つあることを示唆した。また米新規失業保険申請件数は7000件減少し、22万 1000件となった。市場予想は23万5000件だった。発表直後はドル高に振れた が、ドル買いは続かなかった。 米連邦準備理事会(FRB)のクグラー理事は、トランプ政権の関税措置の影響が消 費者物価に波及し始める中、FRBは「当面」金利を引き下げるべきではないという見 解を示した。 銀はきのうの海外市場は、ドル高一服や株高を受けて押し目を買われた。 【プラチナはドル高一服や株高が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高一服や株高を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル高一服や株高が支援要因になった。6月の米小売売上高は前月比 0.6%増だった。5月の0.9%減から予想以上に回復し、経済が勢いを取り戻しつ つあることを示唆した。堅調な経済指標を受けて株高に振れた。 <今日の予定> ・消費者物価指数 2025年6月(総務省) ・独生産者物価指数 2025年6月(連邦統計庁) ・ユーロ圏国際収支 2025年5月(ECB) ・米住宅着工・許可件数 2025年6月(商務省) ・米消費者信頼感指数 2025年7月速報値(ミシガン大) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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