NYプラチナ市況=プラチナは反落、利益確定の売りが優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)   1480.3      1504.3      1454.1      1456.6    - 15.5
         (26/ 1)   1487.3      1505.8      1458.0      1460.0    - 15.3
 パラジウム  (25/ 9)   1318.00     1373.50     1290.50     1303.00   +  1.40
         (25/12)   1335.00     1382.00     1300.50     1312.90   +  0.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        34,282        90,777        (+  2,033)
 パラジウム          3,710         5,508        20,293        (+    421)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           44,342.19 -142.30
     前日  148.60/62   1.1596/98    ・ナスダック          20,895.66 + 10.01
     本日  148.81/83   1.1626/28    ・10年米国債利回り       4.42 -  0.04
・NY原油 (25/09)  66.05 - 0.18     ・SPDR保有金残高     948.50 -  2.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反落、パラジウムは小幅続伸。前日比はプ
ラチナが18.7〜15.3ドル安、中心限月の10月限が15.5ドル安、パラジウ
ムは0.30〜1.40ドル高、中心限月の9月限は1.40ドル高。
 プラチナ10月限は反落。貴金属市場の上昇を先導している金相場は足踏みを続けて
おり、プラチナ相場は利益確定の売りが優勢となった。ドルが下げ渋ったこともプラチ
ナ相場の重し。
 月初からドルの買い戻し傾向が続いている。来月からの追加関税発動など、米国の関
税政策を背景に物価高が再燃するリスクが意識されている。物価高リスクを背景に、米
追加利下げは不透明。
 トランプ米大統領が利下げを見送っているパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)
議長に対する批判を続けていることは買い手がかり。トランプ米大統領はパウエルFR
B議長を愚か者であると指摘し、辞任に追い込む構え。今のところ辞任の噂はないもの
の、パウエルFRB議長が任期満了まで批判に耐える可能性は低いと見られている。パ
ウエルFRB議長の辞任はドル安要因。
 パラジウム9月限は小幅続伸。高値から押し戻されたものの、貴金属市場のなかで出
遅れていることから資金流入が継続している。
今日の材料
・トランプ米大統領、プーチン大統領、習近平主席が9月に北京で会談する可能性=
ザ・タイムズ
・ガザ地区からのパレスチナ人強制移住について、エチオピアやリビア、インドネシア
が受け入れる意向=米アクシオス
・FRBは住宅市場を圧迫している=トランプ米大統領
・高金利は若者が住宅を購入するのを困難にしている=同上
・ドル下落を許すつもりはない=同上
・ドルを基軸通貨として失うことは戦争に負けるようなもの=同上
・米国におけるCBDCの創設を決して許さないという誓約を確約=同上
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