LME市況=アルミは小反落、銅・ニッケルは米欧関税合意期待で小幅続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,652.09  -    9.46     2,651.00  -    7.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,878.14  +   26.88     9,930.50  +   11.00
    ニッケル      15,365.93  +   45.41    15,572.00  +   44.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2648.50ドルで取引を開始した直後に2659ドル
の高値に達したが、早々に売り直されてマイナスサイドに転じた。アジア株は総じて上
昇となったものの今月17日から22日にかけての続伸後でチャート面から転売が出て
2632.50ドルの安値を記録。前日安値に近付いたうえ、銅や米株高の堅調が買い
支援要因となったため下げ幅を縮小したが、プラスサイドまで浮上することなく引けを
迎えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9925ドルで小高く取引を開始。その後、アジア時間に値
を落とし9864ドルの安値を付ける場面も見られた。しかし日米間での関税交渉が合
意に達したことが好感されるなか欧州の時間帯には浮上し、7月4日以来の高値となる
9947ドルを記録。高値を離れた後も米国と欧州連合(EU)の関税率合意期待を受
けた米株高を手掛かりにした買いに支えられた。後半から終盤は9915ドルを下値支
持線とする高もちあいとなり、小高く取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は小幅続伸。1万5510ドルと軟調で取引を開始。アジアの時間
帯に1万5430ドルの安値を付けたが、その後は転売を消化しながら値位置を切り上
げ、終盤に1万5605ドルの高値を付けた。高値を離れた後も1万5540ドルを支
持線とし、小幅高を維持して終了。
今日の材料
・23日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、0.44ポイント高の3582.30ポイント。
・日米の貿易協議が合意となり、日本からの輸入品の相互関税は15%に決定。
・米国とEU、15%関税合意に近づくとの報道。
・欧州株は上昇。日米の関税交渉合意を受けて世界的に投資家心理が改善し、英FTは
 ヘルスケア株などに買い注文が先行。独DAXはエネルギー株が堅調。
・6月の米中古住宅販売件数
 結果 393万件
 予想 402万件 前回 404万件(403万件から修正)
・ドルは小幅安も下値堅く推移。ドル円は1ドル=146円台前半まで下落。146円台半ば
 でニューヨーク時間での大方の取引を終了。ユーロドルは今月7日以来の高値とな
 る1ユーロ=1.1775ドルまで上昇。
・米国株は上昇。ニューヨークダウが507.85ドル高。ナスダック指数は127.33ポイント
 高(0.61%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き下落。金は利食い売りで46ドル安。ニュー
 ヨーク原油は期近9月限が小幅安も2番限以降は小幅高。
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