シカゴ大豆市況=期近〜期中が続落、米産地の熱波懸念後退で売り優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/08   1,010.50    1,019.25    1,004.75    1,005.75     - 4.50
   2025/09   1,008.00    1,017.75    1,004.00    1,005.00     - 3.00
   2025/11   1,025.50    1,035.50    1,021.75    1,022.75     - 2.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       270,442         270,428         898,005  (+  6,866)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(7月29日−8月2日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
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 大豆は期近〜期中が続落、他は続伸。終値の前日比は4.50セント安〜1.25セ
ント高。中心限月の11月限は前日比2.75セント安の1022.75セント。
 米産地は気温の上昇が見られるものの、最高気温は32℃程度で当初懸念されていた
ほどの熱波ではないことが弱材料となった。バイオ燃料混合義務の引き上げを受けて食
物油生産用需要増加が期待されることで、期中以降は堅調。
 11月限は1025.50セントで取引を開始した後に浮上して1030セント台に
値を乗せた。その後は米国の時間帯中盤まで1030セントを下値支持線として高下し
一時は1035.50セントまで浮上。ただ終盤に1030セントを割り込んだ後は
転売が膨らんで大きく値を落とし1021.75セントの安値を記録。安値で低迷した
まま引けを迎えた。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは気温が上昇しているものの、最高気温は32℃程度で熱波に対する
懸念は和らいでる。中西部北部では降雨が発生。
 今週はコーンベルトを含む米中部および東部は雨がちな天気が続くだろう。プレーン
ズ南部では気温が上昇するが降雨は発生しないもよう。
 6〜10日間予報に関しては7月28日〜8月1日にかけて全国的に平年並〜平年を
上回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズでは中西部北部からロッキー山脈中部にかけて広がり寒冷前線を境に北部
は低温、南部は高温となっている。また多くの地域で慈雨が発生。
 一方の南部ではミシシッピーバレー西部で高温乾燥となり、表土の土壌水分が乾燥。

 大豆製品は、大豆粕は大豆期近〜期中の頭重い動きを受けて売り優勢となったが、
大豆油は小幅上昇。大豆油は強気な需給に加え、これを手掛かりにして大豆粕売りの大
豆油買いとストラドルに絡んだ売買が見られた。
 大豆粕12月限は前日比1.20ドル安の285.60ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは気温が上昇しているものの、最高気温は32℃程度。
・コーンベルトを含む米中部および東部は雨がちな天気が続く。
・プレーンズでは中西部北部からロッキー山脈中部にかけて広がり寒冷前線を境に
 北部は低温、南部は高温に。

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