金・銀午前=金は反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は反落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受
けて軟調となった。銀は4月限が変わらずとなった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が271〜200円安、金ミニが
269.5〜186.5円安、ゴールドスポットが13円安、銀が変わらず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万4870枚、金ミニが1万0321枚、ゴ
ールドスポットが1169枚、銀が1枚。
【NY金は利食い売りが圧迫】
 金は米国の関税交渉の進展が圧迫要因になった。トランプ米大統領は日本との貿易交
渉で合意した。米国が自動車への関税を引き下げる一方、日本側は米国向けに5500
億ドル規模の投資や融資の枠組みを設けることなどが盛り込まれた。米国と欧州連合
(EU)の関税交渉では、15%に設定することで合意する可能性があるという。
 6月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.7%減の393万戸と、9カ月ぶ
りの低水準となった。予想以上に減少し、住宅市場の低迷が深刻化している可能性を示
唆した。
 金先限は1万6029円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になった。
円相場は1ドル=145円台後半の円高に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、日米の関税合意に加え、米
国と欧州連合(EU)の合意の可能性があることを受けて売り優勢となった。アジア市
場では、朝方の3390.61ドルから、手じまい売りが出た。
 午前11時現在、金が3387.43ドル、銀は3909セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3423.44ドル、銀が3929セント。

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