【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反発。円安を受けて買い優勢で始 まった。その後は、ドル建て現物相場上げ一服となったが、円安を受けて押し目を買わ れた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが15円安〜60円高、プラチナミニ が39.0〜56.0円高、プラチナスポットが90円高、パラジウムが出来ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが4735枚、プラチナミニが489枚、 プラチナスポットが564枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米国と欧州連合(EU)の関税交渉 で合意見通しであることが金の圧迫要因になった。一方、欧州中央銀行(ECB)理事 会で様子見姿勢が示されたことを受けてドル高が一服し、プラチナの下支えになった。 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、中国の習近平国家主席 と北京の人民大会堂で会談した。緊迫した雰囲気の中、会談を締めくくる発言で、中国 との貿易関係は「明確な転換点」を迎えているとの考えを示した。 プラチナ先限は6176円まで上昇した。円安が支援要因になった。円相場は1ドル =147円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1419.60ドルから、手じま 1420ドル台まで上昇したのち、ドル高を受けて上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1412.57ドル、パラジウムが1236.30ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1411.04ドル、パラジウムが 1268.17ドル。 MINKABU PRESS
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