●論点解説穀物、下げ過ぎ感は強い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 24日のシカゴ穀物相場は修正高になった。何か買い材料が浮上した訳ではなく、持
高調整が中心になっている。産地降雨で豊作見通しに変化は生じていないが、それでも
トウモロコシ400セント、大豆1,000セントは下げ過ぎとの警戒感の強さが窺え
る状況にある。豊作見通しの織り込みが十分に進んで下げ一服を確認するのか、受粉期
終了に向けてもう一段階の下落余地が存在するのかを探る局面になる。
 なお、週間輸出成約高の数値はトウモロコシ、大豆ともに低迷。価格低下が需要を刺
激するような動きは確認できていないことはネガティブ。農家の売り渋りが本格化して
いる訳ではなく、あくまでも投機売り一服の有無が問われる局面になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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