[本日の見通し]石油=上げ幅をやや縮小、米中協議の動向を確認すべき

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年12月限は上げ幅をやや縮小。ただ、4ケタの上
げ幅は維持している。

 昨日から米国と中国の通商協議がストックホルムで始まっており、トランプ米大統領
は「中国とは非常に近いところまで来ている」と発言したことからすれば、協議は順調
であると思われる。ただ、協議の当事者であるベッセント米財務長官は口を開いておら
ず、詳細は不明だ。
 米国は来週末にも追加のロシア制裁や関税を発動する可能性があり、ロシア産の石油
を輸入する中国もその標的となりうるが、中国がロシア産の石油から離れて他の産油国
と接触している兆候は見られない。米中貿易交渉は本当に順調なのだろうか。本日も行
われる米中通商協議の動向を確認したい。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.16ドル高の66.87ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは66.85ドルから67.09ドル。
 原油12月限の予想レンジは6万1800円から6万2800円、ガソリン先限は
7万7500円から7万8500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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