金・銀午前=金が反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の軟調を受けて下げ幅を拡大したが、売り一巡後は下げ一服となった。銀はまちまち
となった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が73〜52円安、金ミニが149.5
〜49.0円安、ゴールドスポットが236円高、銀が0.8円安〜0.2円高。
 午前11時3分現在の出来高は、金が1万4981枚、金ミニが5373枚、ゴール
ドスポットが506枚、銀が7枚。
【NY金はドル高や米国債の利回り上昇が圧迫】
 金はドル高や米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。米国と欧州連合(EU)が関
税交渉で枠組み合意に達したことを受け、安心感が広がったことがドル買いにつながっ
た。またリスク選好の動きから国債売りが優勢となり、利回りが上昇した。一方、米中
が関税を巡り スウェーデンの首都ストックホルムで開いている閣僚協議は、1日目の
討議を終えた。協議は29日も続けられる。
 トランプ米大統領は、ロシアが50日以内に和平合意に応じなければロシアに制裁を
科すと表明していたことについて、この期限を10〜12日に短縮すると述べ、ウクラ
イナに侵攻しているロシアに対する圧力を強めた。
 金先限は夜間取引で1万5892円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=148円台後半で円安が一服した。銀先限は182.8円まで上
昇した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米国と欧州連合(EU)の
関税合意を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。アジア市場では、朝方の
3312.21ドルから、3308ドル台まで下落したのち、ドル安を受けて地合いを
引き締めた。
 午前11時現在、金が3317.35ドル、銀は3806セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3338.72ドル、銀が3830セント。

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