LME市況=全面安、FOMC待ちの玉整理が強まるなか手じまい売りが先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,597.23  -    5.60     2,601.00  -    4.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,651.70  -   94.59     9,698.50  -   99.50
    ニッケル      14,812.63  -  297.75    15,021.00  -  295.00
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 アルミ3カ月物は続落。2607.50ドルと小幅高で寄り付いた。アジア株の堅調
な足取りを受けて浮上したものの、米公開市場委員会(FOMC)結果待ちのなか玉整
理基調が強まって手じまい売りが先行となり、値を落とし、一時2599.50ドルま
で値を落とし、今月18日以来の安値をつけた。終盤に買い戻されたものの、マイナス
サイドで小幅安で取引を終了。
 銅3カ月物は反落。9793.50ドルで売り優勢で始まったのち、アジア株高が手
掛かりとなって9821ドルまで上昇したが、前日の高値9827ドルが抵抗線となっ
た。第2四半期・米実質GDP(速報値)が強気の数字となり、ドル高が進みやすい環
境が逆風。29〜30日開催の米公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなか、ドル
高が進み、玉整理の手じまい売りが強まり、高値から値を落とし、一時9676ドルま
で下落し、今月18日以来の安値まで値を崩した。安値を買い拾われたものの、戻りは
限られ、100ドル近い下落で引けた。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5330ドルで堅調に取引を開始。その後は、銅
の確りとした動きや、アジア株高が手掛かりとなり1万5330ドルまで浮上した。し
かし、終盤に他非鉄貴金属安に追随する売りが見られ、今月16日以来の安値となる
1万5015ドルまで下落した。1万5000ドルが支持線となったが、反発力は弱
く、この日の安値圏で引けた。
今日の材料
・30日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、6.01ポイント高の3615.72ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。FOMCの結果待ちながら小幅高。
・7月の米ADP雇用者数
 結果 10.4万人 予想 7.9万人 前回 -2.3万人(-3.3万人から修正)(前月比)
・2025年第2四半期・米実質GDP(速報値)
 結果 3.0%
 予想 2.4% 前回 -0.5%(実質GDP・前期比年率)
 結果 1.4%
 予想 1.4% 前回 0.5%(個人消費・前期比年率)
 結果 2.0%
 予想 2.3% 前回 3.8%(GDPデフレータ・前期比年率)
 結果 2.5%
 予想 2.2% 前回 3.5%(コアPCE価格指数・前期比年率)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=145円台半ばまで上昇。ユーロドルは6月10日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1398ドルまで下落し、大幅安。
・米国株はニューヨークダウが171.71ドル安で3日続落。ナスダック指数は31.39ポイ
 ント高(0.15%高)。
・ニューヨーク貴金属はドル高で軒並み下落。ニューヨーク原油は続伸。
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