石油午前=総じて続伸、12月限は6万4200円台まで上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は総じて続伸。30日の海外原油相場の上伸、1ドル=149円台の
円安を背景に夜間取引から買い優勢。円相場が朝方の149.50円水準から148円
台後半まで反発、ニューヨーク原油時間取引が小反落に軟化から、期中11月限から1
月限までが月末商いで利食い売り先行もようで上げ幅を縮小。
 期中12月限は、6万4200円台まで上げ幅を縮小している。
 ニューヨーク原油時間外取引9月限は前日比0.06ドル安の69.94ドルで取引
されている。
 円相場は朝方、1ドル=149円台半ばの円安で推移。その後、反発となり、148
円台後半まで自律反修整高。
 日中取引開始後、原油の2025年12月限は夜間取引で6万4950円まで上伸
し、直近の高値を更新。日中取引は円の反発、高値警戒感から6万4270円まで上げ
幅を縮小。短期線の5日間移動平均線(6万2500円)から一時、4%の上方乖離と
なり、短期的な買い過剰感が強まっていた。
 午前11時28分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
320円安〜1480円高。
 午前11時28分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が640枚。
【米利下げに慎重姿勢で原油、製品需要の伸び悩みが警戒】
 30日のニューヨーク原油期近9月限は続伸。70ドル超えとなり、70.51セン
トまで上値を伸ばした。利食い売りを吸収し、70ドルで引けた。29日の上昇で上放
れの勢いがついた格好だ、29日のニューヨーク原油の総取組高は微減。買い戻しによ
り、押し上げられた可能性あり。
 今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米利下げに慎重姿勢が示され、今後の米
国内での原油、石油製品需要の伸び悩みが警戒される環境下、ニューヨーク原油は取組
高の増加を伴った上昇局面になるかに注目。
【海外原油夜間取引=小反落】
 ニューヨーク時間外取引で9月限は前日比0.05ドル安の69.95ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは69.95〜70.41ドル。
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