大阪9月限 日経225先物 41200 +540 (+1.32%) TOPIX先物 2949.0 +26.0 (+0.88%) 日経225先物(9月限)は前日比540円高の4万1200円で取引を終了。寄り付きは4万0800円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0640円)を大きく上回る形で、買いが先行した。現物の寄り付き直後に4万0690円まで上げ幅を縮めたが、その後は再びロングがとなり、前場終盤にかけて4万1000円台を回復。ランチタイム以降は4万0930円~4万1050円辺りで保ち合いを継続したが、中盤辺りにレンジを上抜けると、終盤にかけて一段高となった。 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(4万0830円)を上回って始まり、いったん割り込んだものの、ショートの動きは限られた。同バンドを再び上抜けるとショートカバーを誘い、4万1000円台を回復した。米連邦公開市場委員会(FOMC)通過でアク抜け的な動きのほか、マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの決算評価による時間外取引での上昇が支援材料になった。 日銀の金融政策決定会合では、予想通り政策金利が据え置かれた。「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では25年度以降の物価見通しを引き上げており、利上げを肯定するややタカ派的な内容と受け止められ、メガバンクなどへの物色に向かわせていた。 アドバンテスト<6857>[東証P]は下落して始まり、寄り付き直後には1カ月ぶりに1万円の大台を割り込んだ。ただし、その後は徐々に下げ幅を縮め、後場にはプラス圏を回復。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や京セラ<6971>[東証P]なども終日強含みで推移しており、インデックスに絡んだ資金が断続的に流入していたとみられる。 日経225先物の+1σは4万0910円に切り上がってきており、+2σは4万1600円辺りに位置する。節目の4万1000円固めが意識されてくるなかで、+1σに接近する局面では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。 なお、中国当局はエヌビディア のAI半導体「H20」に安全保障上のリスクがあると指摘したと報じられている。米中の通商交渉の行方に影響を及ぼす可能性があるため、この報道を受けたエヌビディアなど半導体株の動向には注意する必要がありそうだ。 そのため、+1σ水準を中心に、オプション権利行使価格の4万0500円から4万1500円のレンジを想定しつつ、目先的には4万1000円水準での底堅さを見極めることになろう。 NT倍率は先物中心限月で13.97倍に上昇した。前場は+3σ(13.88倍)と+2σ(13.93倍)辺りでの推移だったが、後場に入り+2σを明確に上抜けてきた。終盤にかけて-1σ(13.98倍)に接近しており、NTロングに振れる形になった。200日移動平均線(14.01倍)、25日線(14.04倍)を捉えてくる可能性もありそうだ。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万6206枚、ソシエテジェネラル証券が1万1457枚、サスケハナ・ホンコンが4076枚、JPモルガン証券が2345枚、バークレイズ証券が2273枚、日産証券が1548枚、モルガンMUFG証券が1472枚、SBI証券が1107枚、野村証券が1018枚、ゴールドマン証券が936枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万2686枚、ソシエテジェネラル証券が1万9621枚、バークレイズ証券が7575枚、ゴールドマン証券が4585枚、JPモルガン証券が3788枚、ビーオブエー証券が3648枚、モルガンMUFG証券が3524枚、シティグループ証券が1428枚、UBS証券が1299枚、BNPパリバ証券が1085枚だった。 株探ニュース
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