株価指数先物【昼】 +1σを上回りショートカバーを誘う

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比220円安の4万0980円(-0.53%)前後で推移。寄り付きは4万0760円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0765円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き後ほどなくして4万0580円まで売られる場面もみられたが、ナイトセッションでつけた安値(4万0580円)で下げ止まりをみせている。売り一巡後は押し目狙いのロングが入る形で4万0750円~4万0850円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを上抜ける形となり、4万0980円まで下げ幅を縮めてきた。

 前日に下方修正を発表した東京エレクトロン<8035>[東証P]が急落し、一時ストップ安水準まで売られ、日経平均株価を500円超押し下げる形になった。これを受けた短期的なショートも入ったと考えられるが、引き続き4万0500円に接近する局面では底堅さがみられている。一方で、決算内容がポジティブ視された銘柄への資金流入も目立っているほか、TOPIX型のインデックス買いが断続的に入っているとみられ、日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(4万0890円)を上回ってきており、ややショートカバーを誘う形になりやすいようである。

 NT倍率は先物中心限月で13.83倍に低下した。一時13.80倍まで低下しており、+3σ(13.83倍)を割り込んで、75日移動平均線(13.79倍)水準まで下げている。半導体株の弱い値動きが目立つ一方で、TOPIX型が買われており、75日線を割り込んでくるようだと、NTショートに振れやすくなりそうだ。

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