金・銀市況=金が上昇、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,937   +133    16,081  +122  : 3,292.26    -8.23
銀          176.0    0.0     176.0   0.0  : 3,667.00   -49.00
プラチナ     6,200    -53     5,876   +10  : 1,294.30   -19.90
パラジウム   5,900      0     5,900     0  : 1,200.33   -13.11
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.61   +1.71  ユーロ・ドル相場   1.1433  -0.0019
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【市況】
 金が上昇。円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の軟調に上値を
抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となった。銀は
夜間取引で2〜4月限が変わらずとなった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが122〜155円高、ゴールドスポットが167円
高、銀が変わらず。
 推定出来高は、金が1万9947枚、金ミニが8900枚、ゴールドスポットが
1107枚、銀が3枚。
【金は米国の関税引き上げの影響を確認】
 金先限は夜間取引で1万6138円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が
支援要因になった。日中取引では1万6062円で押し目を買われた。円相場は1ドル
=150円台後半の円安に振れた。
 金は米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測後退が圧迫要因になったが、金先
限は円安を受けて堅調となった。一方、トランプ米大統領が新たな関税率を課す大統領
令に署名したことを発表した。数十カ国・地域からの輸入品に10〜41%の相互関税
を課す。当初設定された関税率から引き下げられて合意し、貿易に対する楽観的な見方
が出ている。ただ当面は1日から関税が引き上げられる影響を確認したい。米個人消費
支出(PCE)価格指数でインフレ加速が示されており、高インフレが続くようなら、
金はインフレヘッジとして買われる可能性が出てくる。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル高一服を受けて買い戻
されたが、米個人消費支出(PCE)の伸び加速などを受けて上げ一服となった。アジ
ア市場では、朝方の3291.59ドルから、押し目を買われる場面も見られたが、ド
ル高を受けて売り優勢となり、3281ドル台まで下落した。午後に入ると、ドル安を
受けて地合いを引き締め、3298ドル台まで上昇した。
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