大阪9月限 日経225先物 40860 -340 (-0.82%) TOPIX先物 2952.5 +3.5 (+0.11%) 日経225先物(9月限)は前日比340円安の4万0860円で取引を終了。寄り付きは4万0760円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0765円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き後ほどなくして4万0580円まで売られる場面もみられたが、ナイトセッションでつけた安値(4万0580円)は割り込まず、底堅さが意識された。売り一巡後は押し目狙いのロングが入る形で4万0750円~4万0850円辺りで保ち合いを継続。 前場終盤にかけてレンジを上抜ける形となり、ランチタイムで4万1010円まで下げ幅を縮める場面もみられた。だが、4万1000円をキープすることはできず、後場中盤には4万0770円まで売られた。終盤にかけて持ち高調整に伴うショートカバーによりやや下げ幅を縮めたものの、ボリンジャーバンドの+1σ(4万0880円)を下回って終えた。 前日に下方修正を発表した東京エレクトロン<8035>[東証P]が急落し、一時ストップ安水準まで売られ、日経平均株価を500円ほど押し下げる形になった。これを受けた短期的なショートも入ったとみられるが、引き続き4万0500円に接近する局面ではショートを仕掛けにくくさせよう。 一方で、決算内容がポジティブ視された銘柄への資金流入も目立つほか、前日同様、TOPIX型のインデックス買いが断続的に入っているとみられ、東証プライムの騰落銘柄は値上がり数が8割を占めている。半導体株の弱さが目立つなかで日経平均株価は下落したが、全体としての地合いは悪くなかった。 日経225先物は4万0500円処で底堅さはみられているが、+1σ水準での攻防のなかでは、いったんは25日移動平均線(4万0220円)辺りを試す可能性を意識しておきたい。東京エレクトロンは明確な底打ちは確認できていないため、引き続き半導体株の動向をにらみながらの展開となりやすいだろう。そのため、オプション権利行使価格の4万0250円から4万1250円辺りのレンジを想定。 NT倍率は先物中心限月で13.83倍に低下した。一時13.80倍まで低下しており、+3σ(13.83倍)を割り込んで、75日線(13.79倍)水準まで下げている。半導体株の明確な底入れからの反転を確認するまでは、NTショートに振れやすい需給状況になりそうだ。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万1220枚、ソシエテジェネラル証券が1万3966枚、サスケハナ・ホンコンが4730枚、SBI証券が2198枚、JPモルガン証券が1744枚、ゴールドマン証券が1721枚、バークレイズ証券が1587枚、モルガンMUFG証券が1461枚、日産証券が991枚、シティグループ証券が949枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万6643枚、ソシエテジェネラル証券が2万3851枚、JPモルガン証券が8616枚、バークレイズ証券が6040枚、モルガンMUFG証券が4073枚、シティグループ証券が2716枚、ゴールドマン証券が2482枚、UBS証券が1850枚、みずほ証券が1604枚、BNPパリバ証券が1596枚だった。 株探ニュース
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