石油午前=急落、米国の需要下振れリスクや主要産油国の自主減産解消で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は急落。米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが急速に
悪化し、リスク回避的な動きが強まっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスの主
要8カ国が日量220万バレルの自主減産の解消を終えるなか、米国の需要弱含みリス
クもあり、供給過剰懸念が広がっている。円相場が1ドル=147円後半で、先週末よ
りも円高・ドル安推移していることも重し。ただ、週明けの東京時間帯で円買い・ドル
売りは一巡している。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は急落。6万0550円まで下げ幅を広げ
た。ただ、その後は下げ一服となっている。
 午前11時01分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
3380〜2980円安。
 午前11時01分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が932枚。
【インド国営石油、米国やUAEから原油を買付】
 ロシア産石油の輸入国に対して、米国が100%の関税を警告しているなか、インド
国営のインディアン・オイルは米国から原油を500万バレル、アラブ首長国連邦(U
AE)から200万バレル買い付けたと伝わっている。ブルームバーグが伝えた。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で9月限は前日比0.19ドル安の67.14ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは66.56〜67.20ドル。
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