●論点解説穀物、コーンと大豆は輸出環境の違い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ穀物相場はトウモロコシが横ばい、大豆が軟調と地合に変化がみられる。とも
に豊作環境に違いは見られないが、トウモロコシ相場が安値限界を意識し始めているの
に対して、大豆相場は下値切り下げが続いている。最大の違いは輸出環境だ。トウモロ
コシは値下がりの影響かは不明だが、新穀を中心に輸出成約高が上向き始めている。一
方、大豆は輸出成約高の低迷が続いている。米中関係が改善傾向にあるとはいえ、中国
の大豆・大豆製品の調達は南米が中心であり、米国産の調達を増やす兆候はみられな
い。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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