アジア株 韓国株は大幅反発、反対署名受け政府が増税案の見直し検討 証券株に買い戻し 東京時間11:02現在 香港ハンセン指数 24537.82(+30.01 +0.12%) 中国上海総合指数 3562.81(+2.86 +0.08%) 台湾加権指数 23254.77(-179.61 -0.77%) 韓国総合株価指数 3154.50(+35.09 +1.12%) 豪ASX200指数 8635.20(-26.85 -0.31%) アジア株はまちまち、米労働市場の失速を受け米景気減速への警戒感が高まっている。ただ、一方で米利下げ期待は相場の下支えになっており、アジア株は売り一巡後は一部で買い戻しが見られる。 先週末の米雇用統計は予想以上に弱い数字だった、5月6月合わせて就業者数の伸びを25万8000人も下方修正した。トランプ米大統領はパウエルFRB議長に「今すぐ金利を大幅に下げろ」と要求。パウエルが拒否し続けるのであれば理事会が主導権を握り金利を下げろとも述べた。 韓国株は大幅反発。先週末は新政権が法人税と証券取引税の減税を撤廃すると発表したことを受け4%近く暴落した。 政府は法人税を現在の24%から25%に、株式取引税を0.15%から0.20%に引き上げる方針で、事実上の増税となる。また、株式保有に対するキャピタルゲイン税の課税対象額を現在の50億ウォンから10億ウォンに引き下げる方針だ。 ただ、週明け韓国株は反発している。増税に反対する署名が常任委員会での審査開始に必要な基準(5万人)を超えたため、政府は増税案の見直しを検討すると発表した。反対署名はきょう午前8時時点で11万件に達している。 韓国市場では公益やハイテク、医療品、消費者サービスなど幅広い銘柄が買い戻されている。株取引税引き上げにより売買低迷との懸念から前週末に大幅下落した証券株も総じて上昇。元大宝来証券は2.6%高、ハンファ投資証券は2.4%高、漢陽証券は2.0%高、教保証券は1.8%高。SK証券とゴールデン・ブリッジ投資証券は1.4%高。
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