LME市況=アルミは反落、米株高と米利下げ観測受け銅・ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,552.62  -  10.76     2,553.00  -   13.00
    アルミ合金      2,509.00      0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,634.27  +  53.02     9,687.00  +   56.50
    ニッケル      14,865.26  +  71.05    15,066.00  +   79.00
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 アルミ3カ月物は反落。2570.50ドルで堅調に取引を開始。序盤に2559ド
ルに軟化したが、銅の堅調な値動きが支援要因となって値位置を切り上げた。アジア株
高が手掛かりとなってアジアの時間帯後半にかけて値を伸ばし、2587.50ドルま
で浮上したが、その後は下値模索に転じ、ニューヨークの時間帯に2551ドルの安値
まで軟化。安値を買い戻されたところを売り直されるなど頭重い動きとなり、この日の
安値に近い水準で終了。
 銅3カ月物は続伸。9659.50ドルで続伸して寄り付いた。序盤には9630ド
ルまで弱含む場面があったが、週明けの米国株価指数先物が時間外取引で上昇したう
え、今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ観測の高まりを受けてアジア株
が概ね堅調となるなか浮上したが、9690ドルに達すると上値が重くなった。
 欧州時間は値ごろ感からの買いが先行し、欧州株が総じて堅調となったことが手掛か
りとなり、9738ドルの高値まで浮上。ただトランプ関税の発動が警戒されたため騰
勢は続かず再び9700ドル台を割り込んだ。ニューヨーク時間を迎えると米株が過去
5日営業日で1300ドル前後の下げ幅を記録した後で買い戻す動きが見られたうえ、
米連邦準備理事会(FRB)のクグラー理事が8日付で退任すると発表されると、利下
げに前向きな人材の登用されるとの見方が浮上し、FRBの利下げ期待が高まったこと
を受けて米株が堅調となったことに支えられて9675ドルを支持線に高もちあいとな
り、50ドルを超える上げ幅を維持して終了した。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万4995ドルで続伸で取引を開始。週明けの米国株価
指数先物の時間外取引で堅調に推移、米利下げ観測の高まりからアジア株が総じて堅調
となったことで買い優勢となり、1万5090ドルまで浮上。欧州の時間に軟化したも
のの、米株高が手掛かりとなり地合いを引き締め、ニューヨークの時間に1万5175
ドルの高値に達した。高値からは値を落としたものの、終値ベースで1万5060ドル
台を維持し高値圏で引けた。
今日の材料
・4日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、23.36ポイント高の3583.31ポイント。
・欧州株は上昇。米FRBの早期利下げ期待が高まっており、米国株のみならず欧州株
 も支援。独DAX指数が1.40%を超える上昇。
・6月の米製造業新規受注
 結果 -4.8% 予想 -5.0% 前回 8.3%(8.2%から修正)(前月比)
・ドルは続落。ドル円は1ドル=146.80円台を試すまで下落。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1600ドルが抵抗線になり、上値は抑えられたが下値は堅く推移。
・米国株は反発。ニューヨークダウ、ナスダック指数は585.06ドル高。ナスダック指
 数は403.45ポイント高(1.95%高)。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き続伸。ニューヨーク原油は続落。
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