【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続落。ニューヨーク安を背景に夜 間取引から売り優勢。日中取引開始後、序盤こそ下げ渋りの動きだったが、午前9時半 頃から下げ幅を拡大した。ドル建て現物相場が1310ドル割れまで軟化が弱材料。出 来高を伴った下げではないが、一時、期先3本が50円超の下げとなり、弱気ムードが 強まった。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時31分現在の前営業日比は、プラチナが52〜31円安、プラチナミニが 66.5〜13.5円安、プラチナスポットが217円安、パラジウムが出来ず。 午前11時31分現在の出来高は、プラチナが5071枚、プラチナミニが519 枚、プラチナスポットが2365枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金に対しての割安感があるが浮上のきっかけ掴めず】 プラチナは軟調。金が堅調に推移にも反応鈍く、下げ幅を拡大した。昨日の午後の軟 化で地合いが弱気に傾いたが、その流れを断ち切れない。金とのサヤがドル建て現物価 格ベースで2050ドル以上まで拡大し、金に対しての割安感はあるが、浮上のきっか けを掴めない。 プラチナ先限は夜間取引で5717円まで下落した。ニューヨーク安から売り優勢。 ニューヨーク時間の後半から下げ幅を縮小。東京時間になり、日中取引の序盤に 5818円をつけ、小高くなる場面があった。しかし戻り売りであっさりとマイナスサ イドに沈み、5734円まで下落。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。午前9時過ぎに1321ドル台に上昇した が、ドル堅調を受けて売り優勢となり、一時1309ドル台に下落。 午前11時30分現在、プラチナは1313.26ドル、パラジウムが1203.4 0ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1327.25ドル、パラジウムが 1163.78ドル。 MINKABU PRESS
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