プラチナ市況=プラチナはまちまち、先限は現物相場の反発で小高い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,978    - 2    16,132   -21  : 3,384.54   + 7.53
銀          176.0    0.0     174.6   0.0  : 3,808.00   +24.00
プラチナ     6,240      0     5,826   + 7  : 1,339.76   +16.35
パラジウム   5,500   -100     5 500  -100  : 1,158.23   -13.45
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.94   -0.54  ユーロ・ドル相場   1.1673  +0.0091
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。金軟調に上値を抑えられ、ま
ちまちで始まった。その後は、押し目を買われ、先限が正午前に9円高で小じっかり。
午後に入り、現物相場の軟化と円高から小口の売りが優勢で推移。終盤から引けにかけ
てドル建て現物相場の反発、円高進行の強弱材料が交錯するなか、小高くなった。期中
2本が下落で引け、限月間で方向性を欠いた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円安。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが15円安〜32円高、プラチナスポットが
40円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが4446枚、プラチナミニが478枚、プラチナスポット
が1268枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は5800円台を維持も買いエネルギー不足】
 プラチナ先限は午前中に5856円まで上昇したが、午後になり、軟調な展開を強い
られ、5794円まで下落。昨日に続き、午後に一時、軟化し、地合いの弱さを露呈し
た格好。引け前の反発は買い戻し主導か。
 今月に入り、総取組高は4日連続で減少。今日は閑散いに終始。今後、数年は供給が
需要を下回る状態が続くファンダメンタルズからの買い材料はあるが、市場が夏枯れと
なる時期。終値で5820円台は維持したが、買いエネルギー不足は明らか。
 ドル建て現物相場が1300ドルを支持線に値固め状態にあることは強気材料として
評価できるが、積極的に仕掛けるには出来高、取組高の増加待ち。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1342.20ドルから、ドル高を受
けて売り優勢となり、正午前に1324ドル台まで軟化。午後になり、1331ドル台
に反発したが、1330ドル水準では戻りが待ち受けた。午後は軟調に推移し1319
台まで下落。1320ドル水準では買いが喚起となり、1330ドル台前半に戻した。
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