LME市況=アルミ・銅は米利下げ観測を受けて反発、ニッケルは小反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,614.97  +  34.97     2,619.50  +   31.50
    アルミ合金      2,509.00      0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,753.36  + 105.11     9,840.50  +  109.00
    ニッケル      15,126.01  -  17.87    15,332.00  -   19.00
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 アルミ3カ月物は反発。2582ドルで小安く取引を開始したが、アジア株高と銅の
堅調な値動きを手掛かりにして浮上。欧州時間帯に2610ドルを抵抗線に、こう着す
る場面も見られたが、米国時間帯を迎えると7月の米消費者物価指数(CPI)が落ち
着いた数字となり、9月の米利下げ観測が強まりから、上値を探る動きを展開。銅の堅
調も買い支援要因となるなか、引け前に今月7日以来の高値となる2631ドルの高値
を記録し、30ドル超の上げ幅を維持して引けた。
 銅3カ月物は反発。9730ドルで小安く取引を開始した後、アジア株高を受けて浮
上したが、9780ドルを抵抗線にしてのもちあいが続いた。米国の時間帯を迎えると
急速に地合いを引き締め9800ドル台に到達。7月の米消費者物価指数(CPI)が
前年比で2.7%の上昇と予想を下回ったことを受けて、9月の米利下げ観測が強ま
り、ドルの戻り売り、米国株の大幅高が買いを支援した。引け直前に9865ドルと7
月25日以来の高値を付けた。利食い売りなどで、高値を離れたが、100ドルを超え
る上げ幅を維持して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は小反落。3ケタ高となった前日の反動から売りが先行し、1万
5325ドルで軟調で取引を開始。アジア株高に支えられ1万5360ドルの高値を序
盤に付けた。その後、1万5300ドルを支持線とする高もちあいとなったが、欧州時
間帯に軟化し、一時1万5185ドルまで下落。米国時間は銅とアルミの堅調な値動き
を手掛かりして持ち直し1万5300ドル台を回復したが、プラスサイドには至らず
終了。
今日の材料
・12日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、18.37ポイント高の3665.92ポイント。
・欧州株はまちまち。英仏株価指数は上昇。独株価指数は下落。
・7月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.2%
 予想 0.2% 前回 0.3%(前月比)
 結果 2.7%
 予想 2.8% 前回 2.7%(前年比)
 結果 0.3%
 予想 0.3% 前回 0.2%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 3.1%
 予想 3.0% 前回 2.9%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=147円台半ばまで下落。ユーロドルは1ユーロ=
 1.1700ドルが抵抗線ながら上昇。
・米国株は大幅反発。ニューヨークダウが483.52ドル高、ナスダック指数は296.51
 ポイント高(1.39%高)。
・ニューヨーク貴金属は金、パラジウムが売り優勢。銀、プラチナが買い優勢。
 ニューヨーク原油は下落。
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