【新興国通貨】30%関税の影響警戒も、ランド高続く、対円では1月以来の高値圏=南アランド

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【新興国通貨】30%関税の影響警戒も、ランド高続く、対円では1月以来の高値圏=南アランド

 ドルランドは31日に市場予想通り南ア中銀が0.25%の利下げを行ったことや、ドル全面高の流れなどを受けて1日に1ドル=18.36ランドと5月14日以来のドル高圏を付けた後、ベイ雇用統計後のドル全面安などに押されドル安ランド高が進んだ。先週は17.70割れでのドル売りに慎重な動きも、昨日海外市場でしっかり割り込むとストップロスを交えて17.546を付けている。
 米国は7日以降に通関した分からアフリカ諸国への関税賦課を発動。南アはアルジェリア、リビアと並んで30%となっている。チュニジアが25%、その他複数国が15%と言う状況。4月時点で50%と示されたレソト、47%のマダガスカルも15%となっている。
 南アは関税引き下げを目指した修正案の提示方針を示すなど対応を行っている。同問題はランドの警戒材料となっているが、今のところランド高の流れは継続。

 対円では円安の勢いもあり、対ドル以上にランド高が目立つ、今週に入ってお11日の8.302円から直近8円42銭台での推移。7月18日に付けた8円41銭台を超え、今年1月以来のランド高圏

ZARJPY 8.426 USDZAR 17.574 



 

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