【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安と円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が堅調となったが、円高を受けて軟調 となった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが118〜39円安、プラチナミニが 39.0〜16.0円安、プラチナスポットが118円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2028枚、プラチナミニが297枚、 プラチナスポットが627枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは戻りを売られる】 プラチナは戻りを売られた。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ観測が強い が、米国の相互関税発動でサプライチェーン(供給網)やインフレへの影響が懸念され ている。また15日の米ロ首脳会談でウクライナ停戦が実現するかどうかも焦点であ る。12日のニューヨークの指定倉庫在庫が増加し、実需筋の売りが出た。 中国不動産開発大手・中国恒大の株式は約19か月にわたる取引停止を経て、香港証 券取引所で25日に上場廃止となる。包括的な解決策が見えないまま、長く混沌とした 低迷が続くことを浮き彫りにした。 プラチナ先限は5855円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=146円台前半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1342.30ドルから、ドル安 が支援要因になったが、1346ドル台で上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1339.70ドル、パラジウムが1140.72ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1348.81ドル、パラジウムが 1139.95ドル。 MINKABU PRESS
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