金・銀市況=金は総じて続落、円高進行と現物相場の軟化から一段安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,798   -149    15,947  -140  : 3,358.68   + 3.97
銀          176.0    0.0     179.8   0.0  : 3,839.00   + 2.00
プラチナ     6,246   -119     5,865   -40  : 1,339.65   - 9.16
パラジウム   5,500      0     5,500     0  : 1,136.55   - 3.40
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.36   -1.40  ユーロ・ドル相場   1.1696  +0.0007
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【市況】
 金は総じて続落。円高を受けて売り優勢で始まった。その後、ドル建て現物相場が堅
調となったが、円高を受けて軟調。先限は正午前に80円近い下落で推移。午後にな
り、1ドル=146円台前半まで円高進行とドル建て現物相場の軟化から一段安とな
り、一時150円超の下落となった。
 銀は午後になり、期中2月限が変わらず。期先4月限が1円高。その他は商い成立な
し。
 前営業日比は、金標準、金ミニが149〜139円安、ゴールドスポットが146円
安、銀が変わらず〜1.0円高。
 推定出来高は、金が2万0747枚、金ミニが6832枚、ゴールドスポットが
515枚、銀が2枚。
【金先限は1万6000円割れ、テクニカル指標は弱気相場への転換を示唆】
 金先限は午前中に1万6000円割れとなり、1万5998円の安値をつけた。1万
6000円割れは数分で終了し、午前中に1万6029円まで戻した。午後は再度1万
6000円割れとなり、右肩下がりの展開となり、1万5933円まで軟化し、7月
31日以来の安値をつけた。日足は3日連続の陰線引け。14日の相対力指数(RS
I)は強気と弱気の分岐点の50割れとなり、47台まで低下し、弱気相場への転換を
示唆した。
 ファンダメンタルズからは、今夜発表の7月の米生産者物価指数(PPI)に対して
米長期金利、ドル、米株式市場の反応から影響を受けよう。明日は第2四半期の国内総
生産1次速報の発表、米ロ首脳会談の開催もあり、新たな方向性を示す可能性あり。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は軟調。きのうの海外市場では、ドル安や米国債の利回り低下
を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3361.31ドルから、ドル安
を受けて堅調となり、序盤に3374ドル台まで上昇。3370ドル台は維持できなか
ったが、午前中は3365ドルが支持線になった。午後に入ると、売り圧力が強まり、
3356ドル台まで下落。ユーロ安・ドル高が圧迫要因となった。午後4時前から戻り
歩調となり、午後4時過ぎに3365ドル台まで反転。
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