【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反発。ニューヨーク高を受けて買 い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円高一服を受け、もみ合 いとなった。パラジウムの商いは成立しなかった。 新甫2026年8月限はプラチナが5932円、プラチナミニが5947.5円でそ れぞれ発会した。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが18円安〜30円高、プラチナミニ が12.5〜13.0円高、プラチナスポットが62円安、パラジウムが出来ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが3273枚、プラチナミニが328枚、 プラチナスポットが877枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。トランプ米大統領の米連邦準備理事 会(FRB)攻撃などを受けてドル安に振れた。一方、7月の米耐久財受注は、民間設 備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月 比1.1%増となった。予想以上に増加し、企業の設備投資が第3四半期に好調なスタ ートを切ったことを示唆した。市場予想は0.2%増。 プラチナ先限は5952円まで上昇した。ニューヨーク高や円高一服が支援要因にな った。円相場は1ドル=147円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1351.60ドルから、ドル高とな ったが、押し目を買われた。 午前11時現在、プラチナは1355.40ドル、パラジウムが1105.29ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1340.83ドル、パラジウムが 1095.13ドル。 MINKABU PRESS
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